2月中に読んだ本
2009年2月に読了したのは小説が4冊。漫画はナシ。
・・・これまでずっと避けて続けて来た京極夏彦作品に、とうとう手を出してしまいました。
百鬼夜行(京極堂)シリーズです。あーあ。
これまで避けていた理由は、至極在り来たりですが、まるで日本の製本技術に挑戦でもしているのかと思えるような、広辞苑にも匹敵する程の本の厚みと、やけに難しい漢字の多用とその使い方、そして延々に続く小難しげな蘊蓄の長講釈の数々に、正直ビビってしまったからでございます。
基本的にワタシは、ノベルズなりハードカバーなり原書なりで、最初に一冊で刊行された本が文庫落ちする際にはやはり一冊で出版してほしい派です。
物語には全体に一つの大きな流れがあるのだから、出版社の事情(まあ、その多くは阿漕な商売っ気でしょうが)で分冊するのは、長い河が海へと流れ行く途中で堰を無粋に幾つも勝手に造る様なモノ。
水の流れを滞らせるばかりか、その本質を多少なりとも変えてしまうモノだと思うのです。(それなりの利があることも解りますが)
とはいってもです。何事にも限度というモノはあります。
(まあ、ワタシ個人の身体能力的限界と言ったほうが正しいですが)
経験上、表紙等々の紙質にもよりますが、普段、鞄で持ち歩いて、通勤電車の中で読むことをメインに考えると、大体600~700頁が限界で、それを超えると体力的に相当キツイ。
これらの事情を鑑みるに、誠に不本意乍らもこのシリーズは、分冊文庫版で読むのが適していると判断するに至ったのでございます。
ええ、あのお弁当箱のような文庫本を毎日持ち歩くだなんて、へたれなオイラには無理な話っす。
購入金額が割高になるけど、まあ仕様がないさ。ふっ。(T^T)
とりあえず、「姑獲鳥の夏(上)(下)」(これは通常の文庫版でも充分イケる厚さだったけど)を読み終えました。
うん、意外と読み易かったのが意外でした。(変な日本語・笑)
京極堂の長い長い蘊蓄も、結局のところ解ったようで解らないままなのですが、もっと参考書か解説書でも読むときのようなウンザリさがあるのかと思ってました。
でも、案外すんなりと読めてしまえて・・・あらららら?ってカンジ。
始めはその独特な漢字の用い方に少しつっかえ気味でしたが、馴れてしまえば後は一気で、サクサクどころかガツガツ耽読できるほど。
あっさり簡潔な文章のせいなのか、それとも、こっちとあっちの呼吸が上手く合ったせいなのかは解りませんけども、いずれにせよ・・・
「先入観って怖いわね~。」
しっかし、終盤近くまで関口君には苛々させられっ放しだったわ~。
一人で勝手にテンパって、何も出来ないくせして邪魔ばっかして・・・読んでる途中、後ろから思いっきり蹴り飛ばしてやりたくなる衝動に幾たび駆られたことか、まったく。(ー_ーメ)
でもまあ、それが物語のキーポイントでもあったのだけれどね。
単純にミステリー作品としてその謎解きはどうだろう??と思わなくもないですが、それ一辺倒の話とも違うと思うので、それはそれで良いのだと思います。
・・・うーん、自分でも何が言いたいのか能く解らないぞ。(笑)
ま、要するに、面白いんだから細かなことは気にすんなってコトさね。
はい、ちゃんちゃん♪ (…なんだ、この締め方・笑)
☆2月の読了本
・日暮らし(中) 宮部みゆき
・日暮らし(下) 宮部みゆき
・分冊文庫版 姑獲鳥の夏(上) 京極夏彦
・分冊文庫版 姑獲鳥の夏(下) 京極夏彦
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